awsの利便性を向上させるcli運用

awsを利用するとインターネット回線があればどこでも快適に処理ができる環境を構築できます。さらに自動化の仕組みを取り入れる事で一層利便性が向上します。その役目を担うのがawsのcliです。コマンドラインによる実行プログラムや、完全自動化などを実現することができます。

便利な高度化ツールであるawsのcli運用について紹介します。

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awsのcli運用とは

コンピュータに何かしらの操作をさせる場合、GUIと呼ばれるユーザが見ることのできるインターフェイスを用いて、処理する内容をユーザに書かせたり、選ばせたりした後に裏側にスタンバイしているプログラムを実行させて処理をさせる方法があります。

この方法は、処理をさせる内容が都度変更したり、変則的である場合に有効です。一方、同じ処理を繰り返したり、定期的に実行するなど、人が判断する必要が無いプログラムの実行を管理する自動化があります。この場合、GUIを表示する必要が無いため、コンピュータの裏側で処理の開始と終了を自動的に行う仕組みです。

この後者の自動プログラムの機能をawsで実現するときにcliを利用します。cliはCommand Line Interfaceの略でコマンドラインを操作することを意味しています。コマンドラインとはプログラム上で処理を記述する場所を指しています。

awsでcli運用を行う際には専用のソフトをインストールして設定を行い利用する手順が必要です。

そしてそのソフトに記述したスクリプトが設定した内容や時間に自動的に起動して実行されるという仕組みです。コマンドを記述するための知識は必要ですが、設定や操作方法は簡単であるため、少しの知識でも十分使いこなすことができます。

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全自動システムの構築も可能

cliを活用する事でaws内の操作を自動化させることも可能になります。例えば、データが蓄積されたときに日次バッチで他のシステムに連携させ、処理件数を担当者にメールで報告するようなプログラムは、毎日定期的に同じ事を実施する操作です。

そのため人の手を介して作業する必要はなく、awsに任せることができます。この役目を担うのがcliで、午前1時など実行時間になると自動的に起動して作業を開始します。システム間の連携や、一定数が蓄積されたときにバックアップを取ったり、メッセージ受信時に自動的に返信メールを返すなどの自動化をaws内で構築する事ができます。

通常、このような自動化を作る際には、awsの外部にある状況を監視するツールと、アクションを実施するための別のツールが必要になります。プログラムで記述してもできる事とできない事が分かれていることも多く、アクションに応じたツールを用意しなければなりません。

しかしawsの場合には、cliがあれば大抵のアクションを実行することができるため、余計なコストなどをかけずに実現する事ができる優れものです。

GUIと組み合わせれば高度なオペレーションを実現

cliは、完全自動化だけでなくGUIと組み合わせる事でより高度なオペレーションを実現させることができます。人間が介入しなければならない部分だけをGUIに担当させ、そのほかの項目を自動化する事で、処理のスピードが速くなるとともに、正確性を向上させることにも寄与します。

GUIと組み合わせた仕組みを構築する事は簡単で、cliを中心にプログラムの中にGUIの呼び出し、GUIで入力された情報を用いたアクションを入れるだけです。複数の種類のインターフェイスやGUIを準備したうえで分岐を組み合わせれば、パターン化された自動化処理の実現も可能になります。

GUIは内部ユーザだけでなく、外部ユーザへ活用する事でECサイトの決済や購入後処理の自動化も実現できます。配送センターへのリアルタイム送信を行い、配達日のFBまでのリードタイムを高速化させて顧客満足度を向上させたりすることもできます。

この事例では顧客の手は介していますが、スタッフの手を介する事は無いため、会社としては完全自動化で成り立っていると言っても過言ではありません。

セキュリティレベルに抵触しないように注意

自動化は便利な仕組みですが、セキュリティレベルに注意が必要になります。cliの稼働にもawsのセキュリティが関与します。自動化処理もawsの中では利用の1シーンとしてカウントされます。そしてその行為が人の手で行われているのか、cliが実行しているのかを判別する事はできません。

従って、極端な数の自動化を設定したりするとawsに設定しているセキュリティレベルに抵触し、プログラムが停止したりしてしまうため注意が必要です。もちろん、セキュリティレベルを下げることでプログラムの停止などを防止する事は可能ですが、通常のセキュリティレベルも同時に下げてしまうため、セキュリティリスクが増加してしまいます。

プログラムの実行内容などを加味しつつ、cli動作に該当するインスタンスにおいては、セキュリティレベルの調整をする必要があります。

外部遠隔操作の際にはセキュリティを高める

cliの操作は完全自動化の場合には人の手を介しませんが、コマンドプログラムを投げることで遠隔からawsの操作をする事もできます。システム管理者が、システム上の設定をawsの外部環境からコマンドラインで操作する事も可能になります。

外部から簡単に接続できてしまうことはセキュリティ上のリスクを生じさせます。そのためawsでは外部アクセスの際には、アクセスキーを用いた認証をさせるようになっています。コマンドライン操作もアクセスキーを用いた操作が必要になりセキュリティレベルは向上しますが、リスクがゼロになるわけではありません。

そのため、外部アクセスする方法を限定したり、アクセスログを詳細に取得してcli以外のアクセスがなされていないかなどを確認する事が必要になります。

外部操作は非常に便利ですが、同時にセキュリティにも影響を及ぼすことを把握しておかなければなりません。awsはクラウドサービスであるため、セキュリティに関する装備は数多く準備されています。上手に組み合わせて活用する事で、利便性を向上させながらセキュリティを守る運用を実現する事が可能です。

awsの処理をcliを用いて自動化

aws内に蓄積されたデータ等を自動的に処理させることができるツールがcliです。完全自動化として機能させることやコマンドラインを用いて手動で遠隔操作する事などが可能です。GUIと組み合わせてユーザと自動化の組み合わせや、日次バッチ処理の実行などを実現させることができます。

コマンドラインの知識は必要ですが、操作性や機能はシンプルで使いやすいのが特徴です。