awsはサーバレスの運用を可能にするサービス

システム構築の基本はサーバ構築ですが、サーバレスを実現させたのがawsです。クラウドサービスは、物理的な環境におけるサーバを排除し、構築、運用、ビジネスにおける観点で様々なメリットをもたらしています。

awsによるサーバレスの利点について紹介します。また、リスク対策として知っておくべきクラウドサービスのデメリットも紹介します。

⇒awsの利便性を向上させるcli運用

awsでサーバレス運用を実現

システムを構築するとなれば一般的にサーバを準備することが一番最初に行う事でした。しかし今はサーバを準備しなくてもシステム構築が可能になる時代です。awsをはじめとするクラウドサービスは、システムを構築する上でその心臓部となるサーバをクラウド上に設置する事で、利用者が個別にサーバを準備しなくても良く、様々な恩恵を受けることができます。

サーバレスと言っても、システムを構築するためにサーバを全く必要としない仕組みではありません。サーバ自体は存在するものの、その存在する場所が変わっただけという言い方もすることができます。現在では様々なサービスが所有からシェアへと変化しています。

サーバの考え方も同様で、自社でサーバを所有するという考え方から、シェアされているサーバを利用するという考え方に移行することで、現在のビジネススキームに合致した運用や管理を行う事ができるようになります。システム設計はシステム構築、運用、ビジネス3つの観点で考える必要があります。

システム設計をサーバレスにする事でシステム構築、運用、ビジネスのどの項目でもメリットを享受することができます。

サーバレスでインフラ設計が容易になる

システム設計の1つめの観点であるシステム構築のメリットは、インフラの設計がオンプレミスサーバ環境と比較して極めて容易になる点です。クラウドサービスで準備されているサーバは、利用者がすぐに利用できるように予め準備がされた状態で提供されます。

オンプレミスのサーバの場合、パソコンや、無線環境、WANやルータなど様々なインフラ設備の環境を自前で整える必要があります。加えて配線などを考慮しなければならず、フロア床下や壁面、天井裏工事などが発生し、構築までに時間とコストがかかります。

さらに、変更などが生じた場合には再構築が必要になります。サーバを設置するための物理的なスペース確保も必須です。サーバを設置するには、専用の電源を確保したり、停電などの対策のためにUPSや補助電源の構築、また、サーバルームへのセキュリティ設定なども新規で作成する必要があります。

クラウドサービスでは物理的な環境でインフラを設定する必要がないため、サーバの設置やセキュリティ対策をするための準備や、工事などを考慮する必要がありません。スペースやビルの仕様のために、希望する大きさのサーバを設置できないなどの理由により諦める必要がなく、サーバ環境によるシステムの制限で悩む必要はありません。

サーバの管理と運用が不要になる

2つめの観点は、運用面のメリットです。クラウドサービスを利用することで物理的なサーバやインフラの管理や運用が不要となります。サーバは設置して終了ではありません。運用を確実なものにするために、サーバの管理は日々行う必要があります。

サーバの稼働状態を見守ることはもちろんの事、停電などの有事が生じた際には別の電源を確保したりする対策も高じておく必要があります。サーバの定期点検の実施や、セキュリティバッチの更新や追加なども定期的に実施する必要があります。

セキュリティ監視やサーバルームの温度や湿度管理もサーバ運用の一環です。これらの運用は、専門のスタッフを配置したり、セキュリティ会社による遠隔警備の実施、設置ベンダーによる保守サービスなどを受け続ける必要があります。

物理的な環境にサーバが設置されているため、有事の際には、現地に赴く必要があります。awsに置き換えることで、これらの運用面の課題がすべてクリアになります。サーバの運用管理はawsが責任持って行うため、利用者は安心して利用することだけに専念することができます。

サーバレスでコストを削減

最後の観点はビジネス観点です。ビジネスで最も重要なのはコスト意識です。物理的なサーバの設置は、初期購入だけでなく、ランニング費用も含めると莫大な費用がかかります。その費用に見合う売上や利益を確保しなければシステム設置の恩恵を受けることはできません。

サーバが古くなれば新しいサーバへの交換や、事務所移転の際には、サーバの引越しやインフラの再工事などのコストがかかります。awsを利用する事でこれらのコストは事務所を移転しても年数が経過しても一切かかりません。

一定の金額で常に最新の状態で利用する事ができるのがawsの最大のメリットになります。awsで管理しているサーバの維持にかかる費用は、クラウドサービスを利用しているユーザ数で按分されています。そのため、一社だけでサーバを管理するよりお得になっています。

シェアサービスのメリットであるコスト負担の軽減の恩恵を受けることができます。また、利用した分だけのコストにとどめる事ができる点もメリットです。オンプレミスサーバ設置の際には、最大利用数を見越して大は小を兼ねる考え方で大きさを選ぶため、状況に寄っては余剰が発生してしまいます。

しかし、awsは必要な分だけ月単位で契約することができるため、コストの無駄を最小限にすることができます。

サーバレスで抑えておきたいデメリット

awsはクラウドでサーバの利用をシェアさせているサービスですが、まだまだ一般的な運用方法とはいえず、発展途上な部分も数多く存在します。そのため、デメリットになってしまう部分も少なくありません。その一つがネットワーク障害です。

ネットワーク障害が発生すれば、クラウドサービス自体に影響を及ぼしてしまうため、利用できない期間などが発生します。複数リージョンでのパラレル運用など回避策を講じてはいますが、確実性はまだ担保されていません。

監視の難しさも課題として挙げられます。awsの監視は監視ツールが充実していますが、有事が発生したときの要因によっては、クラウド側に原因がある場合もあり、その際の原因特定が難しくなってしまいます。初動判断の難しさと根本的な対策を考慮する必要があります。

awsはオンプレミスと比較してデメリットはありますが、日進月歩の技術で少しずつ解消しています。メリットの方が多いため、デメリットに対するリスク対策をしっかりと行う事で最大限の利用価値を出すことができるサービスです。

⇒aws環境とオンプレ環境での運用を比較!

awsはサーバレスのメリットが豊富なサービス

システム設計といえば、物理的なサーバを購入しインフラ設計を行うのが一般的でしたが、最近ではawsをはじめとするクラウドサービスが主流になりつつあります。システムの設計、運用、ビジネスのどの観点で見てもメリットが多く、効率化を図ることが可能です。

もちろんまだデメリットも存在しますが、リスク管理を行う事で最大限のメリットを享受できるのがawsです。